【今週の動き】
今週は週末にかけて、リスク回避の動きから金や原油、為替では欧州通貨が下落となりました。
16日 ドルが乱高下する展開となった。NY時間序盤に発表されたNY連銀製造業景気指数-11月は23.51と前回(34.57)から低下、構成項目も在庫を除き軒並み悪化したことから、リスク回避志向から安全資産のドルに資金フローが見られた。ただ、ドル買い一巡後はNYダウ平均株価が上げ幅を拡大したことに伴い、リスク選好姿勢から安全資産のドルを売り、高金利通貨を買う動きが高まったことから軟調に推移。
17日 ユーロは軟調に推移。トリシェECB総裁が「バーナンキFRB議長のドルに関する発言は非常に重要、議長の分析と完全に一致」とコメント。前日のバーナンキFRB議長の「ドルの価値の変化に注意している」との見解を支持したことで、間接的にユーロ高を牽制したことも後押しした。
18日 ポンドは軟調に推移。BOE(英中銀)議事録で「資産買い入れプログラム、7対1対1で250億ポンドの規模拡大を決定」し、マイルズ委員が資産買い入れ規模の400億ポンド拡大を主張したこと。また、「MPC(金融政策委員会)は準備預金金利を引き下げることを議論、今は同意しなかったが将来の選択肢」との認識が示されたことで、追加金融緩和の可能性が意識されたことが引き続き重石となった。
ドルも軟調に推移。米住宅着工件数-10月の弱い結果(結果:52.9万件、予想:60.0万件)を受け、安全資産のドルに資金フローが見られる場面もあった。しかし、同時に発表された米消費者物価指数-10月が予想以上に強い結果となったことを手がかりに、徐々にインフレリスクが意識され金価格が上昇し、リスク選好姿勢が高まったこと。また、ブラード・セントルイス連銀総裁が「(これまでのFRBは)利上げの開始はリセッション終了後2年半から3年経過した後」との認識を示したことで、低金利が今後も続くとの思惑などが重石となった。
19日 ドルがリスク回避の動きから堅調推移。米 フィラデルフィア連銀指数-11月(予想:12.2、結果:16.7)が予想以上に強い結果となった。しかし、6ヶ月先の見通しが低下(今回:36.8、前回:39.8)したことから、景気先行きに対しての懸念材料として意識されたこともあり、為替への影響は限定的となった。ただ、構成項目の雇用指数は改善(-6.8→-0.5)しており、雇用統計に向けて明るい材料といえる。
OECD(経済協力開発機構)が発表した経済見通しでFRB(米連邦準備制度理事会)とECB(欧州中銀)は「2010年末近く」まで金利を据え置くと想定。日銀はデフレ懸念があるため2010−11年を通じ金利を据え置くべき。BOE(英中銀)の金利正常化、「おそらく2011年に開始する必要」などの内容により欧州通貨が下落した。
20日 ポンドは軟調に推移。19日に発表された10月の英財政赤字が、同月としては最大(114億ポンド)となったことから、財政悪化への懸念が高まったことも下落を後押しした。加えて、19日にOECD(経済協力開発機構)が「BOE(英中銀)の金利正常化、“おそらく2011年に開始する必要”」との見解を示したことで、低金利政策が長期化するとの期待が高まったこと。また、本日ギーブ前BOE(英中銀)副総裁が「現在のポンドのレートは英国の製造業の恩恵に」とのポンド安を支持する見解を述べたことなど、ポンドにネガティブな要因が相次いだことが嫌気された。
【予想の結果】
安値 高値 今週の動き
ドル/円 : 88.50 91.00 88.65− 89.70
ユーロ/円 : 131.50 135.00 131.78−134.33
ポンド/円 : 147.00 151.00 146.49−150.53
ユーロ/ドル: 1.4750 1.5000 1.4803−1.5013
【来週の為替予想】
来週は米国ではサンクスギビングデーで実質的に連休となり、クリスマス商戦が始まります。景気の先行きが不透明なことから、クリスマス商戦の行方にも注目したいところです。今週も週末にかけて相場が乱高下したことから、来週も引き続き、中途半端なエントリーは避け、慎重にトレードしましょう。
注目される経済指標は24日 独 IFO景気動向です。予想は92.5と前回の91.9より改善となっています。既に発表のZEW景況感指数 が事前予想を下回り、前回よりも悪かった事から、予想より悪い結果となるでしょう。結果が悪ければユーロは下落するでしょう。
次に注目される経済指標は24日 米 リッチモンド連銀製造業指数です。予想は10と前回の7より改善となっています。今週発表のフィラデルフィア連銀指数が前回より改善していることから、予想通りの結果となるでしょう。
主な経済指標
23日: 米 シカゴ連銀全米活動指数/中古住宅販売件数
24日: 独 IFO景気動向、米 消費者信頼感指数/リッチモンド連銀製造業指数
25日: 米 新築住宅販売件数
26日: 独 消費者物価指数
27日: 日 雇用統計
予想レンジは下記の通り。
安値 高値 投資スタンス
ドル/円 : 88.50 90.00 戻り売り
ユーロ/円 : 131.50 134.00 戻り売り
ポンド/円 : 145.00 148.50 戻り売り
ユーロ/ドル: 1.4750 1.5000 戻り売り
【来週の戦略】
ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルは戻り売りで対応。
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【今週の動き】
今週も値動きが激しい週となりました。
09日 ドルが下落。特にユーロ/ドルは10月26日以来となる1.50台乗せを達成した。週末のG20で為替についての直接的な言及がなかった事で、「主要各国は事実上ドル安を容認している」との解釈が広がった。また、IMFが「ドルは依然”過大評価”されている」との報告書を発した事も、こうしたドルの下落に拍車をかけた。しかしBUSINESSEUROPE(欧州経営者連盟)が「ユーロは産業界にとって”痛み”の分岐点に到達した」との声明を発した事で、ユーロ/ドルの上昇は失速。結局、1.50台を挟んでの推移となった。
10日 円が上昇。藤井財務相がガイトナー米財務長官との会談で「世界が通貨安競争を行う事は良くない」と述べた事で、日本は円安誘導を行なわない(=介入政策を取らない)と解釈された。また、格付け機関フィッチが「英国は主要国で最もAAAの格付けを失うリスクがある」との声明を発した事で、欧州株式市場が下落。これがリスク選好を後退させ、円志向を促した。
11日 ポンドが主要通貨に対し全面安の展開に。キングBOE(英中銀)総裁による「ポンド安が輸入から輸出へのリバランスに寄与する」とのコメントが、”BOEによる通貨安歓迎”と解釈された。また、「資産買い入れを更に行うかどうかは全くオープン」とも発言しており、今後の資産買い入れの拡大に含みを持たせた。今回のBOE四半期インフレ報告はGDP見通しが上方修正されるなど幾分明るい内容となったが、前述のキング総裁によるコメントがそれを打ち消すものとなった。
ユーロは対ポンドでこそ上昇したものの、対ドルでは下落。ウェ−バー独連銀総裁による「低金利からの離脱は、インフレリスクが拡大してからだ」とのコメントが、ECBの利上げはほど遠いとの見方を想起させた。
12日 ドルが全面的に堅調推移。新規失業保険申請件数が50.2万件と事前予想(51.0万件)を下回り、2009年1月第1週(48.8万件)以来の好数値となった事が好感された。また米30年債の入札が不調に終わった事で長期金利が上昇。これもドルの上昇に拍車をかけた。
13日 ドルが下落。この日発表された9月貿易収支(結果-365億USD:予想-318億USD)、11月ミシガン大学消費者信頼感指数(結果66.0:予想71.0)が共に事前予想を上回る悪化となった事が嫌気された。貿易収支の悪化は第3四半期GDPが下方修正される可能性と、ミシ大指数の悪化は個人消費回復の遅れ想起させ、これらはそのままFRBが超低金利政策をしばらく解除しない、との見方に繋がった。
【予想の結果】
安値 高値 今週の動き
ドル/円 : 88.50 91.00 89.62− 90.61
ユーロ/円 : 131.00 134.00 132.89−135.36
ポンド/円 : 146.00 149.00 148.30−151.59
ユーロ/ドル: 1.4550 1.4900 1.4822−1.5047
【来週の為替予想】
今週も神経質な動きとなりました。最近の傾向として、米 経済指標が悪いとNYダウが下げ、リスク回避の動きから安全資産としてのドル・円が買われる。逆に経済指標が良いとNYダウが上げ、リスク選好の拡大でユーロやポンドが買われる展開が続いています。それに加え、金や原油相場にも連動している傾向が有り、最近の動きは結構厄介です。また、ドル円はドルと円が共に安全資産と見られているので、上下どちらにも動けない状態にあります。時々、やや大きく動くのは日米の長期国債の金利差によるもので、ここまでくると素人では太刀打ちできないところです。中途半端なエントリーは避け、慎重にトレードしましょう。
注目される経済指標は16日 米 NY連銀製造業景気指数です。予想は28.50と前回の34.57より悪化となっています。前回が予想を遙かに超える結果でその反動が心配されることや今週発表のミシガン大学消費者信頼感指数が事前予想より弱かった事から、予想通りの結果となるでしょう。予想通りに悪化となればドルは下落するでしょう。
次に注目される経済指標は19日 米 景気先行指標総合指数です。予想は0.4と前回の1.0より悪化となっています。今週発表のミシガン大学消費者信頼感指数の先行きの景況感や現況が前回より悪化していることから、予想通りの結果となるでしょう。予想通りに悪化となればドルは下落するでしょう。
主な経済指標
16日: 日 GDP-3Q、米 小売売上高/NY連銀製造業景気指数
17日: 豪 RBA(豪準備銀)政策会合議事録、英 消費者物価指数
18日: 英 BOE(英中銀)議事録、米 住宅着工件数
19日: 米 景気先行指標総合指数/フィラデルフィア連銀指数
20日: 日 日銀政策金利
予想レンジは下記の通り。
安値 高値 投資スタンス
ドル/円 : 88.50 91.00 戻り売り
ユーロ/円 : 131.50 135.00 戻り売り
ポンド/円 : 147.00 151.00 戻り売り
ユーロ/ドル: 1.4750 1.5000 戻り売り
【来週の戦略】
ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルは戻り売りで対応。
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【今週の動き】
今週も景気の先行き不安や金融問題から、乱高下の週となりました。
02日 米ISM製造業景況指数-10月(予想:53.0、結果:55.7)と中古住宅販売保留-9月(予想:0.4%、結果:6.1%)の予想以上に強い結果を受け、前週末からの「質への逃避」から一転「リスク志向」の高まりからドル売り・円売りが優勢となった。特にISM製造業景況指数は06年4月以来の高い数値となり、構成項目の「雇用指数」も好悪の分岐である50を07年10月以来で上回る53.1を記録。雇用指数の改善は、今週末に発表が予定されている米雇用統計に向けポジティブな印象を与える内容となった。
03日 ユーロはこの日発表されたスイスUBS決算が「第3四半期純損失は5億6400万スイスフラン」となったこと。加えて、欧州委員会が公表した秋季経済予測の中で「金融業界の追加損失が4000億ユーロに達する可能性」を指摘したことを受け、欧州の金融機関への懸念が高まったことが嫌気され下落した。
04日 米ISM非製造業景況指数-10月は、50.6と前月(50.9)に比べて低下したものの好悪の分岐点である「50」を2ヶ月連続で上回った。しかし、構成項目の雇用指数が(10月:41.1、9月:44.3)悪化したことで、ドルが下落。今週末に予定されている米雇用統計に不安を残す内容となった。また、FOMC(米連邦公開市場委員会)は声明で「金利を“長期間”極めて低い水準に維持すると再確約」との認識を示したことで、早期の金融引き締めの期待が後退したことが重石になった。
05日 ECB(欧州中銀)は政策金利を据え置いた。ECB(欧州中銀)政策決定会合後の記者会見で、トリシェECB総裁は経済について「最新のデータは、下半期に成長が改善することを示唆」と明るい見通しを示した。また、「流動性対策のすべてが常に必要というわけではない」との見解を述べたことで、出口戦略を示唆させるものになったことがサポートした。これにより、ユーロは底堅く推移。
BOEは政策金利を市場予想通り0.50%に据え置き、資産買い入れプログラムを250億ポンド拡大し、2000億ポンドとすることを決定した。市場では500億ポンド拡大の思惑が優勢だったこともあり、予想よりも少ない拡大幅を好感し、買い優勢となった。また、声明ではインフレについて「インフレ率は急上昇し、近いうちに2%の目標を上回る見込み」との認識を示し、経済についても「数多くの指標、経済活動が近く上向くことを示唆」と前向きな見通しを示している。
06日 米 雇用統計は失業率が10.2%と1983年4月(10.2%)に並ぶ高水準となったことで、リスク回避の動きが強まり、円が上昇した。また、非農業部門雇用者数変化も-19.0万人と事前予想(-17.5万人)よりも弱い結果となったことも材料視された。それに加え、非農業部門雇用者数変化の9月、8月が修正され、9月 -26.3万人→-20.1万人、8月 -20.1万人→-15.4万人となった。
【予想の結果】
安値 高値 今週の動き
ドル/円 : 88.50 91.00 89.20− 91.26
ユーロ/円 : 129.00 134.00 131.04−135.69
ポンド/円 : 142.00 149.00 145.82−151.21
ユーロ/ドル: 1.4550 1.4900 1.4628−1.4916
【来週の為替予想】
今週は週初から米ノンバンク大手CITグループの破綻でドルと円が上昇しました。その後、一旦は落ち着くものの、週末の米 米雇用統計の悪化によるリスク回避の動きからドルと円は再び上昇しました。来週の月曜は今週の月曜と同様に東京時間は円買い優勢となり、ロンドン時間以降は円安になると思われます。
注目される経済指標は10日 独 ZEW景況感調査です。予想は55.0と前回の56.0より悪化となっています。今週発表の独関連の経済指標が軒並み事前予想より弱かった事から、予想通りの結果となるでしょう。また、その後に発表されるGDP-3Qも事前予想に届かない可能性があります。予想通りに悪化となればユーロは下落するでしょう。
次に注目される経済指標は13日 米 ミシガン大学消費者信頼感指数です。予想は71.0と前回の70.6より改善となっています。すでに発表の10月シカゴ購買部協会景気指数やISM製造業景況指数が軒並み改善していることから、予想通りの結果となるでしょう。予想より良い結果でも、ドルは極端に買われることはないでしょう。
主な経済指標
09日: 独 鉱工業生産
10日: 独/ユーロ圏 ZEW景況感調査
11日: 英 BOE(英中銀)四半期インフレ報告
12日: NZ 小売売上高、豪 雇用統計
13日: 独/ユーロ圏 GDP-3Q、米 ミシガン大学消費者信頼感指数
予想レンジは下記の通り。
安値 高値 投資スタンス
ドル/円 : 88.50 91.00 戻り売り
ユーロ/円 : 131.00 134.00 戻り売り
ポンド/円 : 146.00 149.00 戻り売り
ユーロ/ドル: 1.4550 1.4900 戻り売り
【来週の戦略】
ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルは戻り売りで対応。
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【今週の動き】
今週は景気の先行き不安や金融問題から、リスク回避の週となりました。
26日 「ある大手米銀が70億ドルを超える損失を抱えているのでは?」との噂が出るなど、米金融機関の収益見通しに陰りとなる材料が出た事で、米株式市場は金融株を中心に大きく下落。この懸念は欧州株式市場にも飛び火し、欧・米株式市場は共に大きく値を下げた。これらにより、ドルは対主要通貨を中心に買戻し優勢の展開となった。特にユーロはこれらのあおりを強く受け、ユーロ/ドルは1.50台→1.48台までその大台を引下げた。
27日 米10月消費者信頼感指数は47.7と事前予想(53.5)を大きく下回り、2009年7月(47.4)以来の悪数値を記録。構成項目も悪く、特に「現況指数」は20.7(前回 23.0)へと低下し、1983年2月(17.5)以来の最低を記録した。失業率との相関が高いとされる「雇用は十分」から「職を得るのが困難」との回答を引いた数値も-46.2(前回 -43.4)へと悪化した。今回の結果により、米雇用統計への懸念を再燃させる結果となり、ドルと円が上昇した。
28日 ドルと円が上昇。米10月新築住宅販売件数が40.2万件と事前予想(44.0万件)、前回(41.7万件)を共に下回った事で、米株式市場が大きく下落。昨日の米消費者信頼感指数の大幅悪化と相俟って米経済に対する先行き期待が後退。これが欧州市場にも飛び火し、欧・米株式市場は共に大きく値を下げた。
29日 米 第3四半期GDP(速報値)が3.5%と5四半期ぶりのプラス、伸び率としては2007年第3四半期(3.6%)以来最大を記録。個人消費(速報値)も3.4%と2007年第1四半期(3.7%)以来の伸び率を記録した。これを受け、米株式市場はほぼ全面高。これにより、ドル売り、円売りが優勢となった。
RBNZ(NZ準備銀)政策決定会合で政策金利(2.50%)は予想通り据え置かれたものの、声明で「利上げを開始する緊急性ない(no urgency)」との認識を示したことで早期利上げ期待が後退し、NZドルは上値の重い動きとなった。
30日 米10月シカゴ購買部協会景気指数は54.2と事前予想(49.0)を上回り、2008年9月(55.9)以来の好数値を記録。ただ、雇用統計への指針となる構成項目の「雇用指数」は38.3と前回(38.8)から低下し、こちらは失望的な結果となった。
NY時間はドル買い・円買い優勢の展開となった。米 複数のアナリストらが「米CITが数日以内に破綻する」との懸念を強めた事から、金融関連株が下落。更にCNBCが「米シティ・グループは第4四半期に100億ドルの評価損の可能性」と報じた事で金融不安が再燃し、米株式市場は下げ幅を大きく拡大し、この懸念が欧州市場にも飛び火した。
【予想の結果】
安値 高値 今週の動き
ドル/円 : 91.50 93.00 89.93− 92.32
ユーロ/円 : 136.00 140.00 132.33−138.47
ポンド/円 : 148.00 152.00 147.70−151.72
ユーロ/ドル: 1.4850 1.5150 1.4684−1.5061
【来週の為替予想】
今週は週初から米金融機関の損失問題や、景気に関する指標の悪化により、景気の先行きが不安視され、欧米株式市場の大幅に下落し、これにより、ドルと円が上昇しました。米 第3四半期GDP(速報値)の好結果で一旦は落ち着きましたが、週末に米ノンバンク大手CITグループの破綻問題が浮上し、これらの懸念を増幅させる結果となりました。来週は米雇用統計やG20を控え、今週と同様な傾向が続くと思われます。
注目される経済指標は05日 英 BOE(英中銀)政策金利、ユーロ圏 ECB(欧州中銀)政策金利発表です。予想では共に据え置きとなっています。英 BOE(英中銀)に関しては資産買い入れ規模拡大の可能性が有りますので、注目が必要です。また、政策金利発表後の声明文や記者会見での発言には注意が必要です。
次に注目される経済指標は06日 米 雇用統計です。非農業部門雇用者数は予想では17.5万人減と前回の26.3万人減より改善、失業率は9.9%と前回の9.8%より悪化となっています。すでに発表の10月シカゴ購買部協会景気指数の「雇用指数」は38.3と前回(38.8)から悪化。フィラデルフィア連銀指数の「雇用指数」も-11.9と前回(-8.1)から悪化した。しかし、10月リッチモンド連銀製造業指数の「雇用指数」も5から2へと軒並み悪化していることから、予想よりやや悪い結果となるでしょう。予想より悪い結果となれば、ドルが更に売られる展開となるでしょう。
主な経済指標
02日: 米 中古住宅販売保留/ISM製造業景況指数
03日: 豪 RBA(豪準備銀)政策金利
04日: 豪 小売売上高、米 ADP雇用統計/ISM非製造業景況指数/FOMC(連邦公開市場委員会)政策金利
05日: 英 BOE(英中銀)政策金利、ユーロ圏 ECB(欧州中銀)政策金利
06日: 米 雇用統計
予想レンジは下記の通り。
安値 高値 投資スタンス
ドル/円 : 88.50 91.00 戻り売り
ユーロ/円 : 129.00 134.00 戻り売り
ポンド/円 : 142.00 149.00 戻り売り
ユーロ/ドル: 1.4550 1.4900 戻り売り
【来週の戦略】
ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルは戻り売りで対応。
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