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来週の為替予想(5/4~8)

 【今週の動き】
 今週は週末にかけて、円が売られる週となりました。

 27日 ユーロが下落。ノボトニー・オーストリア中銀総裁 による「必要な限り金利は非常に低い水準を維持」「必要であれば量的緩和実施する用意ある」等のコメントが引き金となった。また先週金曜日のウェーバー独連銀総裁による「独第1四半期GDPは前期比3%マイナスとなる見込み」との悲観的な見通しもユーロへの重石となった。

 28日 米4月消費者信頼感指数は39.2と事前予想(29.9)を上回り、昨年11月以来の好数値を記録。また前回(26.9)からの上昇幅は2005年11月以来最大となった。構成項目も悪くはなく、特に失業率との相関が高いと言われる「職を得るのが困難」は47.9(前回 48.8)へと改善している。また、4月リッチモンド連銀製造業指数も-9と事前予想(-17)を上回り、2008年5月以来の数値を記録。構成項目の「雇用指数」も-26(前回 -28)と若干ながら改善している。今回の一連の好結果を受けドル円は急伸。
 米2月S&P/ケースシラー住宅価格(前年比)は-18.63%と、過去最大の落ち込みを記録した前月(-18.80%)からその落ち込み幅は縮小。前年比ベースで最も落ち込んだのがフェニックス地区(-35.22%)。ラスベガス(-31.67%)、サンフランシスコ(-31.02%)がこれに続く。

 29日 米第1四半期GDP(速報値)は-6.1%と事前予想(-4.7%)を大きく上回る悪化となった。3四半期連続でのマイナスはおよそ34年ぶりとなる。ただ、今回の悪化は政府支出の落ち込み(-3.9%)が寄与しているとの見方が強く、また構成項目の個人消費が2.2%と前回(-4.3%)から大きく改善している事から、今回の結果は見た目ほど悪くはないとの見方もある。
 米 FOMCは政策金利を据え置きを決定。声明文において「景気見通しは3月に比べ緩やかに改善した」と明るい先行き感を示した。更にこの日はオバマ政権経済再生諮問会議のボルカー議長も「米経済は落ち着きつつあり、追加刺激策は必要ないだろう」と明るい見通しを示した。

 30日 RBNZ(NZ準備銀)政策金利を3.00%→2.50%へと0.50%引下げる事を決定。声明では「追加利下げ示唆」、そして「2010年後半まで政策金利を現状、もしくは現状以下の水準で維持する」と発表。
 米4月シカゴ購買部協会景気指数は40.1と前回(31.4)から大きく改善し、昨年9月(55.9)以来の好数値となった。雇用統計への指針となる構成項目の「雇用指数」も31.8(前回 28.1)と改善し、今年1月(34.8)以来の高水準を記録した。また、オバマ米大統領はこの日、クライスラーの破産法申請を発表。クライスラーはその直後NY市南部の裁判所に申請手続きを行なった。

 01日 4月ISM製造業景況指数は40.1と事前予想(38.4)を上回り、2008年9月(43.4)以来の好数値となった。構成項目も軒並み良く、10ある項目のうち9つが改善、1つが低下した。雇用統計への指針となる「雇用指数」は34.4(前回 28.1)へと改善し、昨年9月(40.9)以来の好数値を記録。また、4月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は65.1と速報値の61.9から大きく上方修正され、2008年9月以来の好数値を記録。
 ポンドが堅調な動きとなっている。英PMI製造業-4月は予想(40.0)を上回る結果(42.9)となった。景況判断の分かれ目となる50は下回ったものの、予想より強い結果を好感し、ポンドが主要通貨に対し上昇。ポンド/円は148円台まで回復し、4月17日以来の高値圏での推移となっている。

 【予想の結果】
            安値      高値       今週の動き
 ドル/円   :  96.00   99.00   95.64- 99.56
 ユーロ/円 : 126.00  131.00  124.42-132.34
 ポンド/円  : 140.00  146.00  139.09-148.32
 ユーロ/ドル: 1.2900  1.3500  1.2967-1.3383

 【来週の為替予想】
 来週、日本は引き続きゴールデンウィークとなりますが、今週から話題になった新型インフルエンザが拡大した場合、今後の経済活動が低下する可能性があり、株式・為替に大きな影響が出そうです。

 注目される経済指標は7日 ユーロ圏 ECB(欧州中銀)政策金利発表です。予想は0.25%の利下げとなっています。今週のノボトニー・オーストリア中銀総裁 による「必要な限り金利は非常に低い水準を維持」「必要であれば量的緩和実施する用意ある」等のコメントや先週のウェーバー独連銀総裁による「独第1四半期GDPは前期比3%マイナスとなる見込み」との悲観的な見通しが出ていることから、予想通りの結果となるでしょう。

 次に注目される経済指標は8日 米 雇用統計です。非農業部門雇用者数は予想では62.0万人減と前回の66.3万人減よりやや改善、失業率は8.9%と前回の8.5%より悪化となっています。すでに発表の4月フィラデルフィア連銀指数の「雇用指数」は-44.9と前回 -52.0から改善。4月リッチモンド連銀製造業指数の「雇用指数」も-26(前回 -28)から改善。そして、4月シカゴ購買部協会景気指数の「雇用指数」も31.8(前回 28.1)と改善していることから、予想より良いの結果となるでしょう。良い結果となれば、ドルが買われる展開となるでしょう。

  主な経済指標
 04日: 独 小売売上高指数、米 中古住宅販売保留
 05日: 豪 RBA(豪準備銀)政策金利、米 ISM非製造業景況指数
 06日: ユーロ圏 小売売上高、米 ADP雇用統計
 07日: 豪 雇用統計、BOE(英中銀)政策金利、ユーロ圏 ECB(欧州中銀)政策金利
 08日: 独 鉱工業生産、米 雇用統計

  予想レンジは下記の通り。
           安値      高値     投資スタンス
ドル/円   :  97.00  101.00     押し目買い
ユーロ/円 : 128.00  133.00     押し目買い
ポンド/円  : 145.00  151.00     押し目買い
ユーロ/ドル: 1.3000  1.3500     押し目買い
 【来週の戦略】
ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルは押し目買いで対応。


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