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来週の為替予想(6/1~5)

 【今週の動き】
 今週は米のGMが連邦破産法(チャプター11)の申請が事実上決まり、ユーロ・ポンドが買われる週となりました。

 25日 独IFO景気動向-5月の現況評価値は82.5と事前予想の84.5を下回り、これを受けユーロが下落している。現況評価値は2ヶ月ぶりに悪化となり、市場は売りで反応している。
 円はKCNA(朝鮮中央通信)が「地下核実験を成功裏に実施」と報じたことから、東アジア地域への地政学的リスクの高まり、ドル/円は95円を久々に回復。

 26日 S&P/ケースシラー住宅価格は-18.70%の下落となった。内訳を見てみると、デンバーやシャーロットといった地方都市に下げ止まり感が見えるものの、ニューヨークやシアトルなどの大都市圏の下落率は引き続き大きい。今回の結果を受けドル売りに傾斜している。
 消費者信頼感指数が市場予想(42.6)を上回る強い結果(54.9)となったことで、NYダウ平均株価がマイナス圏から前日比で100ドルを超える上昇、リスク選好度(北朝鮮が短距離ミサイルを発射により)の高まりが意識されクロス円が上昇した。消費者信頼感指数は、特に期待指数(6カ月先の期待値)の増加(前回:51.0、今回:72.3)が指数を押し上げた。

 27日 独消費者物価指数の前年比は事前予想(0.2%)を下回る0.0%となり、東西ドイツ統一後で最低を記録した。エネルギー価格の下落が指数を押し下げた。また、ECB関係筋の話として「ECB(欧州中銀)のカバードボンド買い入れ、600億ユーロで不足なら拡大も検討」との報が重しとなり、ユーロが下落。
 ドル買い優勢。格付け機関ムーディズが米国の格付けを『AAA』に据え置いたことから、S&Pが英国の格付け見通しを引き下げたことを受けた、米国の格下げ懸念が後退したことが意識されている。

 28日 円が最も弱い通貨となった。北朝鮮情勢が引き続き地政学的リスクとして重石となるなか、米国・ユーロ圏(ドイツ)の長期金利が上昇していることを受け、円との金利差が意識された。ユーロは堅調に推移、米耐久財受注-4月が市場予想を上回る結果となったことから、景気回復期待によるリスク選好度が高まった。

 29日 シカゴ購買部協会景気指数-5月は市場予想(42.0)を下回る34.9となった。雇用指数は25.0と前月(31.8)に比べ悪化していることから、労働市場の厳しさを改めて確認する内容となっている。ミシガン大学消費者信頼感指数-5月(確報値)は、構成項目の消費者期待指数が改善(今回:69.4、前回:63.1)しており、消費マインドの改善が意識される。

 【予想の結果】
            安値      高値       今週の動き
 ドル/円   :  93.00   97.00   94.43- 97.22
 ユーロ/円 : 128.50  134.00  131.51-135.68
 ポンド/円  : 147.00  153.00  149.63-155.70
 ユーロ/ドル: 1.3700  1.4200  1.3794-1.4166

 【来週の為替予想】
 今週はドル/円が一時97円を回復し、クロス円も軒並み上昇しました。ユーロ・ポンドも引き続き買われる展開となり、当面の節目とされていたユーロ/ドルでの1.40、ポンド/ドルでの1.6をあっさり超えました。
 来週は英 BOE(英中銀)、ユーロ圏 ECB(欧州中銀)の政策金利発表が有り、やや落ち着いた動きになるでしょう。また、1日に米 GMの再建策が政府より発表される予定ですので、こちらの影響も注意したいところです。

 注目される経済指標は04日 英 BOE(英中銀)政策金利、ユーロ圏 ECB(欧州中銀)政策金利発表です。予想では共に据え置きとなっています。想定外の利下げはないと思いますが、政策金利発表後の声明文や記者会見での発言には注意が必要です。

 次に注目される経済指標は05日 米 雇用統計です。非農業部門雇用者数は予想では53.0万人減と前回の53.9万人減よりやや改善、失業率は9.2%と前回の8.9%より悪化となっています。すでに発表の5月フィラデルフィア連銀指数の「雇用指数」は-26.8(前回 -44.9)へと大幅改善。5月リッチモンド連銀製造業指数の「雇用指数」も-26から-12へと改善。しかし、5月シカゴ購買部協会景気指数の「雇用指数」は25.0と前月(31.8)に比べ悪化していることから、予想とほぼ同じ結果となるでしょう。予想より悪い結果となれば、ドルが売られる展開となるでしょう。

  主な経済指標
 01日: 独/ユーロ圏 PMI製造業、米 PCEデフレータ/ISM製造業景況指数
 02日: 豪 RBA(豪準備銀)政策金利、米 中古住宅販売保留
 03日: 豪 GDP-1Q、米 ADP雇用統計/ISM非製造業景況指数
 04日: 英 BOE(英中銀)政策金利、ユーロ圏 ECB(欧州中銀)政策金利、加 BOC(カナダ中銀)政策金利
 05日: 加/米 雇用統計
  予想レンジは下記の通り。
           安値      高値     投資スタンス
ドル/円   :  93.00   97.00      戻り売り
ユーロ/円 : 131.00  137.00     押し目買い
ポンド/円  : 151.00  157.00     押し目買い
ユーロ/ドル: 1.3900  1.4300     押し目買い
 【来週の戦略】
ドル/円は戻り売り、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルは押し目買いで対応。

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