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来週の為替予想(7/27~31)

 【今週の動き】
 今週も米 主要企業の四半期決算が良かったことから、リスク回避志向が後退し、欧州通貨が買い戻される展開となりました。

 20日 米6月景気先行指標総合指数は0.7%と事前予想(0.5%)を上回り、これで3ヶ月連続での前月比上昇となった。構成項目である、6ヶ月間50を下回ると景気後退のサインの一つとされるディフュージョン指数も70となり、3ヶ月連続でその50を上回った。その他の構成項目も軒並み良く、10ある項目のうち7つが上昇。特に「建設許可」の寄与度が最も高く、住宅市場に明るい見通しを与えるものと言える。また、破綻懸念がくすぶる米CITに関し「債券保有者から30億ドルの融資を受ける可能性」と報じられた。

 21日 米CITによる「第2四半期(4-6月)の損失は15億ドルを超える見通し」「8月の債務交渉の結果次第では破産法適用申請もありえる」との声明でリスク回避志向が台頭。セオリー的なドル買い・円買いが優勢となった。
 バーナンキFRB議長による議会証言にはサプライズこそなかったが、「失業率は年末にピークつける可能性あるが、2011年まで長期的な持続可能水準を上回る可能性」等とし、労働市場の不振が長引く可能性を示唆した。

 22日 BOE(英中銀)議事録が発表された。議事録の内容は、政策金利・資産買い入れプログラムの規模を全会一致で据え置くというもので、また注目されていた買い入れプログラムに関しては「重要な問題は、直ちに量的緩和策の総合購入枠を変更するかどうかであり、8月が再評価をするにはよりふさわしい時期だ」と8月に追加で買い入れを行う可能性を残した。

 23日 ポンドも上昇。英 小売売上高が1.2%と事前予想(0.3%)を大きく上回る好結果となった事に加え、NY時間にセンタンスBOE(英中銀)政策委員が「見通しによっては、国債購入を停止する可能性ある」とし、量的緩和終了の可能性に触れた事が好感された。

 24日 ユーロが堅調に推移。欧州時間に発表された独7月IFO景気動向が87.3と事前予想(86.5)を上回り、4ヶ月連続で改善&2008年10月(90.0)以来の好数値を記録した事で、ユーロ圏経済に対する楽観論が広がった。その一方で、英第2四半期GDP(速報値)は前期比 -0.8%(予想 -0.3%)、前年比 -5.6%(予想 -5.2%)共に事前予想を上回る悪化に。これらを背景に、ユーロは特に対ポンドで上昇した。

 【予想の結果】
            安値      高値       今週の動き
 ドル/円   :  90.00   95.00   93.11- 95.28
 ユーロ/円 : 127.00  134.00  132.11-135.60
 ポンド/円  : 148.00  155.00  152.38-157.57
 ユーロ/ドル: 1.3800  1.4200  1.4113-1.4290

 【来週の為替予想】
 来週は米 主要企業の好決算を背景にリスク回避志向の後退が続くかが注目されます。

 注目される経済指標は27日 米 新築住宅販売件数です。予想では35.5万件と前回の34.2万件より改善となっています。今週発表の米6月景気先行指標総合指数で「住宅建設許可」が最も高く改善していることから、予想より良い結果となる可能性があります。結果が良ければ、ドルが買われるでしょう。

 次に注目される経済指標は31日 米 GDP-2Qです。予想では-1.5%と前回の-5.5%より改善となっています。しかし、今週発表の英 GDP-2Qが事前予想を大幅に下回ったことから、予想より悪い可能性もあります。極端に悪ければ、ドルが売られる展開となるでしょう。

  主な経済指標
 27日: 独 GFK消費者信頼感調査、米 新築住宅販売件数
 28日: 米 消費者信頼感指数/リッチモンド連銀製造業指数
 29日: 独 消費者物価指数、米 地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)
 30日: NZ RBNZ(NZ準備銀)政策金利、ユーロ圏 消費者信頼感
 31日: ユーロ圏 消費者物価指数速報、米 GDP-2Q、シカゴ購買部協会景気指数

  予想レンジは下記の通り。
           安値      高値     投資スタンス
ドル/円   :  92.00   95.00     戻り売り
ユーロ/円 : 130.00  136.00     押し目買い
ポンド/円  : 153.00  159.00     押し目買い
ユーロ/ドル: 1.4000  1.4300     押し目買い
 【来週の戦略】
ドル/円は戻り売り、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルは押し目買いで対応。


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