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来週の為替予想(9/7~11)

 【今週の動き】
 今週も中国株の動きや日本での政権交代で円買い・ドル買いの展開となりました。

 31日 円が全面的に堅調推移。米8月シカゴ購買部協会景気指数は50.0と事前予想(48.0)を上回り、2008年9月(55.9)以来の好数値を記録。およそ1年ぶりに好悪分岐点の「50」に一致した。また8月ダラス連銀製造業活動も-9.1%と事前予想(-15.0%)を上回り、2007年10月(-6.6%)以来の好数値を記録した。しかし、双方共に雇用統計への指針となる構成項目の「雇用指数」がヘッドラインの好結果ほど改善していなかった事で、今週金曜日の雇用統計に対する悲観的な見方が台頭した。

 01日 円が最も堅調に推移。米8月ISM製造業景況指数は52.9と事前予想(50.5)を上回り、2008年1月(50.8)以来となる好悪分岐点(50)超えとなった。しかし、シュタインブリュック独財務相が「金融状況はより困難になっており、更に悪化する可能性も」との見通しを示した事で、欧州市場では金融株が下落。これが米株式市場にも飛び火し、保険大手のAIGが20%を超える急落。これを嫌気し、米株式市場でも金融株が軒並み値を下げた。「大手投資ファンドが破綻?」との噂もこの流れに拍車をかけた(AIGの株価急落が噂の発端と見られる)。

 02日 昨日同様「円」が最も強含む展開となった。欧州・米株式市場が続落した事や、この日発表された米8月ADP雇用統計が-29.8万人と事前予想(-25.0万人)を上回る悪化となった事で、安全資産としての「円」志向が再燃した。ADP雇用統計の悪数値はそのまま米雇用統計への懸念に繋がり、ドルは下落。また、FOMC議事録にはサプライズな点はなかったが、「労働市場の状況は依然懸念だ」との記述があった。

 03日 ユーロが特に対ドルで下落。過日の独・仏のGDPがサプライズ的な好結果を示したものの、トリシェECB総裁がこの日の記者会見で「最悪の態度は、正常に戻ったと表明すること」「この先多くの試練がある」等とし、決して楽観的な見通しを示さなかった事が意識された。また格付け機関 フィッチがポルトガルの格付け見通しを「安定的」→「ネガティブ」へと引下げた事もそうした流れに拍車をかけた。
 米ISM非製造業景況指数は48.4と事前予想(48.0)を上回り、2008年9月(50.0)以来の好数値を記録。また格付け機関 ムーディーズがフォードの格付け&格付け見通しを共に引き上げた事で、米株式市場が反発。これにより、昨日まで優勢だったリスク回避志向が後退。

 04日 米 雇用統計は失業率が9.7%と事前予想(9.5%)を上回り、1983年6月(10.1%)以来の悪数値を記録。一方、非農業部門雇用者数変化は-21.6万人とこちらは事前予想(-23.0万人)ほどの悪化とはならなかった。また、過去2ヶ月分が修正され、6月 -44.3万人→-46.3万人、7月 -24.7万人→-27.6万人と下方修正された。

 【予想の結果】
            安値      高値       今週の動き
 ドル/円   :  93.00   95.00   91.96- 93.55
 ユーロ/円 : 132.00  135.50  131.04-134.13
 ポンド/円  : 150.00  154.50  149.10-152.73
 ユーロ/ドル: 1.4150  1.4400  1.4178-1.4325

 【来週の為替予想】
 今週は週初、日本で政権交代したことや中国・欧米の株式市場が軟調なことで円高傾向が続き、週末にかけては米 雇用統計への期待からやや円安傾向と推移しました。米 雇用統計は非農業部門雇用者数は良かったものの、失業率・過去2ヶ月分の非農業部門雇用者数は悪い結果となり、良悪混在となりました。少し前までは米 雇用統計の結果でそこからの1ヶ月間のドルの動きが読めましたが、最近は一過性の動きとなっているようです。先月と同じ動きだとすると来週はじりじり円高が進む可能性があります。

 注目される経済指標は10日 ユーロ圏 英 BOE(英中銀)政策金利です。予想では据え置きとなっています。前回は「資産買い入れ規模の500億ポンド拡大を6対3で決定」したが、「キング総裁・ベスリー委員・マイルズ委員は資産買い入れ規模の750億ポンド拡大を主張」していたことから、資産買い入れに関しての内容には注意が必要です。更に拡大となればポンドは下落するでしょう。

 次に注目される経済指標は11日 米 ミシガン大学消費者信頼感指数です。予想では67.0と前回の65.7より改善となっています。すでに発表の景気に関する各指数がほぼすべて改善していることから、予想通りの結果となるでしょう。予想より良い結果となれば、ドルが買われる展開となるでしょう。

  主な経済指標
 07日: 独 製造業受注
 08日: 日 貿易収支、独/英 鉱工業生産
 09日: 日 工作機械受注、米 地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)
 10日: NZ RBNZ(NZ準備銀)政策金利、豪 雇用統計、英 BOE(英中銀)政策金利、加 BOC(カナダ中銀)政策金利
 11日: 米 ミシガン大学消費者信頼感指数
  予想レンジは下記の通り。
           安値      高値     投資スタンス
ドル/円   :  91.00   94.00     戻り売り
ユーロ/円 : 131.00  134.50     戻り売り
ポンド/円  : 148.00  154.00     戻り売り
ユーロ/ドル: 1.4150  1.4400     戻り売り
 【来週の戦略】
ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルは戻り売りで対応。

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