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来週の為替予想(1/18~22)

 【今週の動き】
 今週は重要イベントがなく、静かな週となりました。

 11日 ブラード・セントルイス連銀総裁が「低金利はしばらく続く可能性」と述べるなど、FRBの低金利政策の長期化が意識されるなか、NY時間にホーニグ・カンザスシティ連銀総裁が「FRBは“長期間”の文言変更について議論するだろう」とコメント。これにより、先週末の弱い米雇用統計を受け後退していたFRBの早期利上げへの期待が改めて意識されたことでドルは対円以外で堅調になった。

 12日 PBOC(中国人民銀行)による準備率の引上げの発表を受け、中国の金融引締めが世界経済にも影響を与えるのでは?との見方が強まった。このため、景気回復への懸念から、リスク選好姿勢の後退したことで、安全資産の円を後押しする形になった。

 13日 ポンドが堅調。センタンスBOE(英中銀)政策委員が英ガーディアン紙に「経済の回復がインフレの兆候を示すようなら今年中に利上げ検討する必要」との認識を示したことや、NY時間に発表されたNIESR GDP予想-12月(0.3%)が2ヶ月連続でプラスとなり、英国がリセッションから脱却しつつあることが示されたことが要因。加えて、バーカーBOE政策委員が「英経済は第4四半期で恐らく成長した」「2010年後半の英経済は“より楽観的”」などと述べたことで、英経済の先行きについて楽観的な見方が広がったことも後押しした。
 米 地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)では「景気回復は広範化、12地区中10地区が活動の活性化を報告」(前回は8地区改善)との認識を示し、景気について前回から上方修正されたものの、喫緊に政策変更を促す内容はみられなかった。

 14日 ECB(欧州中銀)金融政策決定会合では、政策金利は1.00%に据え置かれた。その後のトリシェECB総裁の記者会見も、前回の内容をほぼ踏襲したものになっており為替への影響は限定的となった。
 ドルは下落。米小売売上高-12月がプラスの事前予想(0.5%)に対し、マイナス(-0.3%)となったことで、米個人消費の回復に対し懸念が強まったことが嫌気された。また、米30年債の入札が好調だったことから、米長期金利が低下したことも重石となった。

 15日 ミシガン大学消費者信頼感指数-1月(速報値)が72.8と事前予想(74.0)を下回ったことを手がかりにNYダウ平均が下げ幅を拡大。米金融大手JPモルガン・チュースの第4四半期決算で、収入がアナリスト予想(予想:262億ドル、結果:252億ドル)を下回ったことや、貸し倒れ引当金が積み増し(19億ドル増)したことも株価の下押し材料として意識された。この株価下落に伴いリスク回避志向が強まったことが、安全資産としての円をサポート。しかし、NY連銀製造業景気指数-1月は15.92と事前予想(12.00)を上回る結果。前回4.50(修正2.55→4.50)から上昇したのは3ヶ月ぶり。雇用指数も4.00と前回(-5.26)から改善した。
 メルケル独首相辞任の噂(後に政府が正式に否定)や、ブリューデルレ独経済相の「ギリシャとアイルランドの状況、ユーロにとってリスクになり得る」とのコメント。加えて、ユンカー・ユーログループ議長が「ギリシャが自らの手段で問題を解決しなければならない」とギリシャの救済に消極的な見解を述べたことがユーロの上値を抑えた。

 【予想の結果】
            安値      高値       今週の動き
 ドル/円   :  92.00   94.00   90.60- 92.65
 ユーロ/円 : 131.50  134.00  130.32-134.36
 ポンド/円  : 147.00  152.00  146.71-149.98
 ユーロ/ドル: 1.4250  1.4500  1.4337-1.4578

 【来週の為替予想】
  今週は悪かった米 雇用統計の影響で、ややドル売りの展開となりました。来週、日本では通常国会が始まりますが、鳩山首相の献金問題や小沢幹事長の土地購入問題などで波乱も予想されます。

 注目される経済指標は19日 独 ZEW景況感調査です。予想は50.0と前回の50.4より悪化となっています。メルケル独首相が”ユーロは向こう数年、非常に困難な局面に直面するだろう””ユーロ圏の赤字を懸念している”などと先行きに関して不安視している事から、予想通りの結果となるでしょう。予想より悪い結果となれば、ユーロが更に売られる展開となるでしょう。

 次に注目される経済指標は21日 米 景気先行指標総合指数です。予想は0.7%と前回の0.9%より悪化となっています。既に発表の雇用統計が事前予想を下回る結果となった事から、予想通りの結果となるでしょう。予想より悪い結果となれば、ドルが更に売られる展開となるでしょう。

  主な経済指標
 18日: 日 鉱工業生産
 19日: 独/ユーロ圏 ZEW景況感調査、英 消費者物価指数、米 ネット長期TICフロー、加 BOC(カナダ中銀)政策金利
 20日: 英 BOE(英中銀)議事録、米 住宅着工件数
 21日: 米 フィラデルフィア連銀指数/景気先行指標総合指数
 22日: 英 小売売上高指数

  予想レンジは下記の通り。
           安値      高値     投資スタンス
ドル/円   :  90.00   92.00     戻り売り
ユーロ/円 : 129.50  132.50     戻り売り
ポンド/円  : 147.00  150.00     戻り売り
ユーロ/ドル: 1.4250  1.4500     戻り売り
 【来週の戦略】
ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルは戻り売りで対応。

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