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来週の為替予想(5/3~7)

 【今週の動き】
 今週は格付け機関のS&Pがギリシャやポルトガルの格下げにより、やや波乱の週となりました。

 26日 米4月ダラス連銀製造業活動が21.1%と市場の事前予想(9.5%)を上回り、2007年2月(25.4%)以来の高水準を記録。構成項目の「雇用指数」も9.8(前回 2.8)へと急拡大した事が好感された。ガイトナー米財務長官は「持続的な雇用拡大に向けた最初の兆候が見える」とし、労働市場に対する楽観を幾分高める見方を示した。

 27日 ユーロが大きく下落。特にユーロ/ドルは2009年4月以来となる1.32台割れを喫した。格付け機関S&Pがポルトガル、ギリシャの格付けを相次いで引下げ。特にギリシャのソブリン格付けはジャンク級、いわゆる投資不適格とされる水準にまで引下げられた。これを受け、欧州株式市場はほぼ全面安の展開に。これが米株式市場にも飛び火し、ダウは213ドル超の下げでクローズとなった。
 米 消費者信頼感指数-4月は57.9と予想 の53.5を上回り、2008年5月(58.10)以来の好数値となった。そして、失業率との相関が高いとされる「雇用は十分」から「職を得るのが困難」を引いた数値は-40.2(前回 -42.3)へと改善した。また、リッチモンド連銀製造業指数-4月も30と予想 の10を大幅に上回り、1993年1月の統計開始以来最高となった。構成項目の雇用指数は13と前回(0)から大きく改善。プラスとなったのは2009年10月(2)以来となる。

 28日 豪第1四半期消費者物価指数は前期比0.9%・前年比2.9%とともに事前予想(前期比0.8%・前年比2.8%)をわずかに上回る結果に。これを受け、発表直後は若干豪ドルが強含む場面も有った。
 米 FOMC(連邦公開市場委員会)政策金利は市場の予想通り政策金利を0.0-0.25%で据え置き、金利見通しの時間軸である「長期間(extended period)」との文言もそのまま踏襲。この文言に反対を投じたのも前回同様、カンザスシティ連銀のホーニグ総裁のみだった。声明文は総じて前回から変わっておらず、目先に金利の変更がない安心感から、スペイン格下げの余波を受けマイナスで推移していた米株式市場はプラス圏へと値を戻した。

 29日 RBNZ(NZ準備銀)は政策金利を2.50%で据え置く事を決定。声明文では、「数ヶ月以内(in coming months)に利上げを開始へ」「景気回復は3月時点の予測よりも早いかもしれない」など利上げに期待感を持たせるような内容となった。

 30日 米 シカゴ購買部協会景気指数-4月は63.8と予想 の60.0を上回り、2005年4月(65.5)以来の好数値となった。そして、構成項目の雇用指数は57.2(前回 53.1)へと拡大。ここ6ヶ月平均(52.2)も上回った。また、米 ミシガン大学消費者信頼感指数-4月(確報値)も72.2と予想 の71.0を上回り、速報値の69.5から上方修正された。

 【予想の結果】
            安値      高値       今週の動き
 ドル/円   :  92.00   95.00   92.83- 94.57
 ユーロ/円 : 123.00  127.00  122.38-126.28
 ポンド/円  : 141.00  146.00  141.61-145.94
 ユーロ/ドル: 1.3200  1.3500  1.3114-1.3415

 【来週の為替予想】
 来週は日本ではゴールデンウィークが続き、はっきり言ってお休みモードです。一方、海外ではギリシャへの支援がほぼ決まりそうなので、金融市場は落ち着いた展開になりそうです。

 注目される経済指標は04日 豪 RBA(豪準備銀)政策金利です。予想では0.25%の利上げとなっています。今週発表の消費者物価指数が前回より上昇していることから、予想通りの結果となるでしょう。

 次に注目される経済指標は07日 米 雇用統計です。非農業部門雇用者数は予想では17.6万人増と前回の16.2万人増より改善、失業率は9.7%と前回の9.7%と変わらずとなっています。すでに発表の4月リッチモンド連銀製造業指数の「雇用指数」は-7から0へと改善。そして、NY連銀製造業景気指数-4月の雇用指数が12.35から→20.25へ改善、シカゴ購買部協会景気指数の「雇用指数」も前回53.1から57.2へ改善していることから、予想通りの結果となるでしょう。予想より良い結果となれば、ドルが更に買われる展開となるでしょう。

  主な経済指標
 03日: 米 PCEコア・デフレータ/デフレータ/ISM製造業景況指数
 04日: 豪 RBA(豪準備銀)政策金利、米 中古住宅販売保留
 05日: 米 ADP雇用統計/ISM非製造業景況指数
 06日: 豪 小売売上高、ユーロ圏 ECB(欧州中銀)政策金利
 07日: 加/米 雇用統計

  予想レンジは下記の通り。
           安値      高値     投資スタンス
ドル/円   :  92.00   95.00     戻り売り
ユーロ/円 : 123.00  127.00     戻り売り
ポンド/円  : 141.00  146.00     戻り売り
ユーロ/ドル: 1.3200  1.3500     戻り売り
 【来週の戦略】
ドル/円、ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルは戻り売りで対応。

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